《本日のフリーダムメッセージ》

わかったふりの危険性

 

昨日、指導している方のひとりが
喜びに満ちあふれた顏で
セッションルームに入ってきました。

随分、嬉しそうだねと理由を尋ねたら
『自分の感じている感情が本当に解るようになった
ということが、とても嬉しい』

満面の笑みでそう答えてくれました。

わたしのところに来られた際は
自分の感じている感情がわからないという事実があり
それが真実なのに、周りがそれを許さないことで
悩まれていました。

こういったケースは数多くあります。

どういうことかというと
今は、色々なところで内観をして
思考を改善するようなテクニックが
あるのですが

場合によっては
感じていることがわからないということを許さなかったり
感じていることと、そうではないことを混同したまま、押し進んでいく
といったことが起こることがあります。

周りがどんどんわかっていくと
置いてきぼりのような気がして
自分だけ出来ないなんて惨めな思いはしたくない。
わからないのではなく、自分もわかっているはず。

そうなると、つまり、一番危険な
『わかったふり』で進めていってしまうのです。

指導者がきちんとしたチャネリングを伴いながら進めていれば
クライアントさんが、感じていることと
そうではないこと(妄想など)を
混同していたら、それを見抜いて伝えたりも出来ますが
そこまで観ながらサポートしているところは
あまり多くはありません。

わかったふり はとても危険。
わからない状態でいるとわからないから
わかろうとします。
でも、わかっていないのに
わかったと思い込んでしまうと
妄想しているだけなのに
これが答えだとして答えを出そうとしたり
わかっていると思い込んでしまうので
真実に気付けないという
とても厄介な状態になります。

こういった場合
『わかったふりであった』という真実と
何処かで向き合わなくてはなりません。

チャネリングも同じで
高次の情報をキャッチできる状態であれば
同じところを拾うので話が通じます。

例えば、このケースだったら
どんなところが課題で
どんな施術をするか。
幾らで、どんな提案をするか。

といった
スーパービジョンのグループ指導では
ちゃんとしたチャネリング力や
リーディング力がある場合
それぞれの個性はありながらも
共通しているところも拾うものです。

憶測とかではなく
生年月日と名前というところから
リアルに情報を読み取ることが
出来るようになるのです。

誰でも、適切な指導と能力開発によって
こうした能力は開いていきます。

能力が開いて行く際には
チャネリングも練習することで
更に開かれます。

能力開発をしてくれる
観れるようにサポートしてくれる
指導者にどんな風に捉えていくかを
指導してもらえばもらうほど
どんどん観れるようになってくるのです。

わたしのところに来られる前に
今までどれほど長い時間をかけて学んできたとか
今までどれほどお金をかけて学んできたかとか
今までどれほど努力して頑張ってきたかとか

そういったことや
今まで習われてきたことが
どうだったか説明してくださったり
時々言い訳の盾にする方がいらっしゃいますが
本当に解るようになるということと
今までどんな風に取り組まれてきたかということは
全く無関係です。

わからない。
ということを素直に認められること。

自分が知っていることよりも
自分の未知さに
耳を傾けられる余地

それは、学ぶ側の最大の資質です。