《本日のフリーダムメッセージ》

憎しみと復讐の終わらせ方

 

人の出逢いは
どうして、いつもこうも不思議に
満ちているんだろう。

そう思わずにはいられない。

いつも、宇宙ってのは
良い意味で、平凡な答えじゃなくて
わたしを驚きと未知の答えを連れてゆく。

目の前の自分に出逢えば出逢うほどに
わたしは、わたしを知る。

弱さも、強さも。
美しさも、醜さも。
脆さも、逞しさも。
愚かさも、賢さも。
残酷さも、崇高さも。
今までも、これからも。

みんな、みんな、わたし。

様々な個性があって
色々な痛みがあって
それぞれに考え方があって。

違いを見ようと思えば
幾らでも目にすることも出来るけれど
同じところを見ようと思えば
同じであることにも気付いていける。

誰もが、身体には血が流れていて
誰もが、愛し愛されることを
奥底では望んでいる。

それでも

あの人だけは許せない。
あの人たちだけは許せない。
あの国の人たちだけは許せない。

復讐と憎しみは
世界に渦巻いていて

それが、繰り返されてきたけれど
『終わらせる 勇気』
っていうのが、あるんだと思うんだ。

わたしは、復讐と呪いと憎しみの中で育った。

わたしと、母は
過去生でお互いに黒魔術師だったことがあって
それはそれは、絶望的なまでに
強力に憎しみ呪い合ってきた。

わたしには、2つの選択肢があった。

今までされてきた仕打ちを返して復讐に生き抜くか。
どんなにありえなくても、全て水に流して、幸せに生きるか。

下の選択肢を選ぶには
どっちの方が大変だったか。とか
向こうの方がずるい。
ということも終わらせなくてはならないから

当時の自分にとっては
ある意味、『平等』ということすら
終わらせることでもあった。

本当に終わらせるということは
それほどの覚悟がいる。

幸せと引き換えに差し出すものは
勝ち負けでいったら
大敗のまま戦いを終わらせたとしても
終わりを選べるかどうか。
という覚悟だ。

ずっと繋がれてきた鎖を断ち切るには
それくらいの覚悟が必要。

掲げている斧を振り下ろそうとした手を下ろしたとき
鏡の中の自分も、手を下ろす。

憎しみと復讐の終わらせ方は
『終わらせる、勇気と覚悟』が
己の、憎しみと復讐に打ち勝てるかどうか。

本当の戦いは、いつも、内側で起こっている。