《本日のフリーダムメッセージ》

~嘘と偽善 〜 その2、本人無自覚偽善〜

 

嘘と偽善の記事を連載で書いています。
昨日は確信犯的偽善について書いていきました。

その1確信犯的偽善

本日は、2、本人無自覚偽善
についてお話していきます。

『あなたのためです。』とか
『世界のためです。』という感じで
真っ白とうたいながら
エネルギー的にはグレーが出ている。

どうして、それが起こるのでしょうか?

ケースとしては以下が考えられます。

1、感情は幾つも混ざり合っている中で
そのうちの自分の純粋性にフォーカスして話している。

2、自分の無意識領域にある承認欲求や欲に気付いていない。

3、グレーである自分を認めたくない。白じゃないと
ダメだと思い込んでいる。

順に見ていきましょう。

1、感情は幾つも混ざり合っている中で
そのうちの自分の純粋性にフォーカスして話している。

わたしたちの感情は、シンプルな場合もあるし
自分の課題やマインドの課題などと一緒に
幾つもの感情が複雑に存在している場合があります。

そうした時、自分の純粋性にフォーカスする
ということが必要な時もあります。

その際に、真っ白とうたいながら
エネルギー的にはグレーが出ているということが起こります。

聞き手を変えて別の場所では、この人は自分の黒の話を
しているかもしれませんね。

2、自分の無意識領域にある承認欲求や欲に気付いていない。

これは、自分を知らない。自分に気付いていない。
自分を知ろうとしていない時に起こります。

裸の王様みたいな状態ですが
自分では気付けていないので
裸の王様になるのです。

3、グレーである自分を認めたくない。白じゃないと
ダメだと思い込んでいる。

これは、もう少し複雑です。
これは、スピリチュアル
特に引き寄せの法則をかじった人に良く見られる傾向です。

自分の本音とかがグレーであっても
グレーであると都合が悪いのです。

クリエイションに影響が出ると思っているからです。
マインド都合で自分の都合の良い現実に仕立て上げようとします。
(でも、本質的に変わっていないので出来ません)

白であることが大事というようなことを
何処かで聞いたり読んだりしては
自分の本音よりも、白であるということに
仕立て上げることで、自分を守ろうとしています。

こうして見ていくと
3番は、等身大の自分を現していくことをしていくと
微妙に気付いて自覚していけて剥がれていきますが
1番と2番は防ぎようがありません。

だから、無意識領域に取り組んでいくことが重要なのです。
裸の王様にならないように。

自分の無意識領域を教えてくれる人の声に
耳を傾けることはとても重要です。

サポートしてくれる人の
純度が高ければ高いほど
その声には信頼があります。

偽善に苛立ったり、嫌ったりしている人は
こうして自分の無意識領域に
取り組んでいくということは重要です。

それと同時に
人間という未熟さを受けとめる。
完全と不完全を内在している人間ってやつを丸ごと受けとめる。
ということも大切です。

本人無自覚偽善は自分も
何処かで自然に起こっているかもしれません。
自分の気付かぬうちに。

まだ、自分が気付いていない課題は
何時だって、存在しています。

それは、不完全性を受け容れる。
ということでもあり、同時に不完全でありながら
既に完全であるというわたしたちの素晴らしさを
教えてくれます。

わたしの場合、人間である自分を
内在する自分の未熟さを受けとめた時
本人無自覚偽善に対する苛立ちと怒りは
消え去りました。

何処までも、何処までも
もっともっと純粋になっていける
自分を感じながら。

明日は連載最終回。
嘘についての記事を書いていきます。