《夜エッセイ 生まれ変わり》

 

ようやく、この地点に辿り着いたと思ったら

新たな地点へと向かうための破壊が起こります。

 

それは、新たな創造への道標。

 

錬金術士にとって

破壊と創造のプロセスは

作品を生み出す出産の苦しみと喜びのようなもの。

 

このモードに入ると最後

生み出すまで、死に続けるしかありません。

 

努力や馬力でなんとかなるものではなく

力を抜くことだけが求められます。

 

サレンダーすることでしか

力を抜くことでしか生まれない

 

錬金術はいくらあがいても

良いものを作ることはできません。

 

錬金術師だけでなく

クリエイターは

そうして、作品を産んでは

その作品というもの自体が

自分とは別物であったということを

セパレイトしていくのだと思います。

 

能力も、作品も何もかも

いつも自分自身とは異なります。

 

与えても与えても

決して無くならない

それが自分本体だから。

 

慣れている場所は居心地が良いけれど

安泰を捨てて、さらなる冒険に出る時間。

 

来年からの大枠の自分が見えました。

 

それは、クリエーターとしての活動が

割合として圧倒的に増えるのだということ。

 

いずれ。いつか。そうしよう。

そう思っていましたが

どうやら、来年早々から

そのライフスタイルになりそうです。

 

生まれ変わる度に

もっともっと、自分になりゆくことを感じながら。