《夜エッセイ 絶望の先に》

 

本当は。

胸の奥にずっといたんだ。

 

ひっそりと。それでいて確かに。

 

影に隠れて身を潜めながらも

ずっと息をしていた。

 

ようやく出ていける。

その時が来たんだ。

 

そうして、本当のあなたが顔を出す。

 

えっ?こんなに世界は明るくて

美しかったのですか?

 

そう。

 

同じ地球に生きていても

設定が違う

世界が変わる。

 

自分が変わると世界が変わるんだ!

 

そうして、あれも、これも

いっぱい取り組んできてさ。

 

そうして、今度こそ。今度こそ!って

チャレンジしては、打ち砕けて。

 

そうして絶望を繰り返してきてしまって

傷さえ深めてしまったとしても

 

ラストチャンス。

そう思って差し伸べた手を

わたしがつかむ。

 

どうしても超えられなかった壁を。

どうしてもわからなかった真実を。

どうしても変われなかった自分を。

 

信じて、心開くことさえ

恐ろしかったとしても

必ず、あなたはあなたにたどり着く。

 

時代は、銀河レベル。

外だけでなく内にも宇宙を感じて

祝福と共に、愛を生きる。

 

愛という言葉が

わからなかったとしても

きっと、出会えば

あなたにもわかるはず。

 

眩しすぎる光。

憧れの愛。

 

それは、あなただったのだと。