《本日のフリーダムメッセージ》

~これからの時代は人が主役
新しい組織の形 その3〜

 

本来、組織というのは
組織が主役なのではなく
人が主役で

給与システムも異なる
ということを
お話ししました。

本日は
仕事が先にあって
そこに人が配属する。という
一般的なスタイルではなく

人が先にいて
そこからどんな仕事が生み出されるか
という目線で
仕事をつくるという話をしていきます。

以前、障害者(という言い方はあまり
好きではありませんが、読み手の多くの方が
共通認識できる言葉として載せます。)
の方を率先して会社で雇うことを
全力で行っている会社の社長さんに
お会いした際に
大変感銘を受けました。

かなり重度の障害者の方も
そこでは、みんな雇っているため
できることに、すごく個性があったり
できる範囲が狭かったりするので

『仕事が先にあって
そこに人が配属する
というシステムでは
全く通用しないのです。』

社長さんは、言っていました。

『先ず、雇ってしまう。
仕事は、後で考える』

障害者の方も
その親御さんも
ただ、国から保護されている
というだけではなくて
仕事ができているという
ことで社会に貢献している
という自信や誇りが生まれるので

仕事を実際に与えられるか
与えられないか。
その差は大きい。
社長さんは、そう、言っていました。

この
『先ず、雇ってしまう。
仕事は、後で考える』
という発想は
わたしが行ってきた取り組みにも
とても似ていて

仕事が先にあって
人を雇うという概念を
逸脱しています。

わたしは、これを
健常者に取り入れていて

健常者は
障害者の有り様を
学んでいく時なのだと
思っているのです。

必ずしもオールラウンドで
何でもできることが良しと
されるのではなく

できるところと
できないところがある
やりたいことと
やりたくないことがある
という有り様を
体現していくことによって
生まれてくる個性と個性が集まり

調和をつくりだしていくのです。

出来ることだけが評価されるのではなく
出来ないということも同等に評価される。

人間というものは、そもそもが
一人で全部パーフェクトを
現しに来たのではなく
不完全性を体現しに来ていて

みんなで合わせての
パーフェクトさを体現しに
来ているわけですから

与えることと
受け取ることは
それを叶えるための
同じだけ尊い行為だと
私は考えています。

ところが
健常者の方に
これを実際に行っていく時には
かなり、既存の概念を覆して
いかなくてはならないと
わかりました。

その話は、また、明日。