【障害者と関わる】

 

私の母は重度の精神疾患を持っています。

障害者手帳1級だったと記憶しています。

 

障害者自体、本人も辛いとは思うのですが

周りの人も凄く大きくダメージを受けるんだということを

もっと世の中に認知されていけばいいなと思います。

 

私の母の場合、自殺未遂、失踪、奇行などを

してきたので、いつも何かに脅かされて

生きていました。

 

1日、1日、生きることが精一杯で

生き延びている感覚。

 

周りにいる人も、大きく傷ついたり

気が狂いそうになる、そんな日常。

 

わたしは、どんな母でも愛そうとした。

かけがえのない母だから。

でも、それは自分を大きく傷つけることに

なったのです。

 

フリーダムディスティニーで

憎しみや憎悪というところから

完全に抜け出した後も

 

障害者の家族というところでの

苦悩は続いていきます。

 

母と関わっていると、わたしの人生がダメになる。

そう決心して、18歳で家を出ました。

 

今、わたしは47歳になりますが

母の状態は良くなったり悪くなったりを繰り返し

あまり状態自体は良くなっていません。

 

もし、家を出なかったら、一生を介護の人生で

終わらせることだったでしょう。

 

母を病院に入れるという手段もありましたが

父が自分の責任で、母を見ています。

 

どんなに愛する人だったとしても

その人と、どれくらい関わるか

どれくらいの頻度で、距離を離して付き合うかは

自分がどんな人生を生きたいかというところに

支障がないように関わらなくてはなりません。

 

愛すれば愛するほどに、傷ついていく。

という悲しい現実を回避していかなくてはなりません。

 

母は、今、わたしが娘だという自覚がありません。

ですから、母と娘という言葉を交わすことは

もうできないかもしれませんが

 

フリーダムディスティニーをした後

とても仲良く買い物に行けたことなどを

一生の思い出として、愛し合うことが

一時でもできたことを感謝しています。

 

人はいつかは死ぬものです

永遠が存在しない今世の関わりの中で

目の前の人を大切にして

愛し合うことができた喜びを心に

生きていきたいと思います。