<EVERYTHING LOVE WORLD  思うように願えない時に>

 

人生のヴィジョンが、どんどん出てくる時もあります。

しかし、人生が低迷していて上手くいかない時や

燃え尽き症候群にかかってしまった時などは

願い自体が、中々出て来ないこともあります。

 

わたしの体験で言うと、元夫が亡くなってから

人生すべてやり尽くしてしまった感や

終わってしまった感が強く、重度の燃え尽き症候群の

状態になってしまいました。

 

それまでは、人生がすべて煌めいて輝いて

望み溢れる状態だったのに、急に人生に

なんの望みも抱けなくなったのですから

とても大変でした。

 

どう生きていいのか、わからないのです。

 

一通り、すべてやり尽くしてしまったと感じ

何も望めないし、望めない感じが死をイメージさせました。

 

元夫の死の影響から、メンタル的にも調子を崩していましたから

暗く、苦しく、辛い、生きているのが精一杯で

喜びや幸せからは遠い状態だったのです。

 

望みを探しても探しても、見つからない。

これといって、これが自分の望みだというものが出て来ない。

 

そうした時に、一つだけ願えることがありました。

それは、『幸せになりたい』という願いです。

今が、幸せとはかけ離れていて、不幸せだと知っている

それだけは、はっきりとわかっていたのです。

 

人生、自分が欲深くて悩むこともあります。

その真逆で、何も望めなくて悩むこともあります。

 

意識は、その都度、現実を創り出していくのを

これでもかというほどに知っていながら

ポジティブな思考を抱けず、思うようにヴィジョンを

描けないことは、とても辛いことです。

 

望みが上手く描けない時は

人生自体に希望を抱けず、生きることも辛いこともあります。

そうした時は<幸せになりたい>という、そのままの願いを

今の願いとして生きましょう。

 

方法はわからないし、どうやって脱することができるかもわからない。達成するかどうかも不透明な感じがしたとしても願いましょう。

 

今だからわかることですが、幸せになりたいという願いは、とても強力です。現状から脱していく流れが、水面下で作られているのです。

 

大変なのは、こういう時というのは、何もかもが信じられなくて

自分の創造性の力も、とても非力に感じている時だということです。

 

その中で、願わなくてはなりません。

 

どんな願いを願うことも出来なかったり、浮かばなかったりした時ですら、願うことができたのが、<幸せになりたい>という願い。

 

そして、諦めずに願い続ければ、生き延びていると感じる時ですら、人生は着実に動いていき、幸せと感じる人生を生きることは可能なのです。