《本日のフリーダムメッセージ》

~人間の本性〜

 

人間の本性は
いざという時に出るものです。

船が難破して
ボートの数が限られていると
いったように
いのちの危機が関わっている時のような緊急時。

震災などの時に
どのような言動や行動になるかというのも
本性を知る目安になります。

人間が豹変する時
本当にびっくりしてしまいますが
元々、その人が持っていたものが
出てきたに過ぎません。

お金に対するイメージが悪い場合
よくあるのが、家族や親戚の
金銭的なトラブルを目の当たりに
してきたというのがあります。

それで、お金はトラブルの元と
思っているので、お金を沢山得ることを
恐れてしまうのですね。

そういった場合
先ず、発想を転換することが大事です。

お金のことがあったから
トラブルが起こったわけではないのです。

お金は『より、本性が出る状況』
という一つの素材に過ぎません。

ですから、その事象が無かったとしても
違った形で、その問題は起こったのです。

あの人には勝ちたいとか
あの人はずるいとか
自分よりあの人の方が愛されたとか
誰よりも一番になりたいとか
得たいものを我慢してきたとか
もらう以外でお金を得ることが出来ない自信の無さとか

そういったものは
既に先にあったので
トラブルになったのです。

同じ状況でも、全くトラブルにならない場合も
多々あるのです。

事象の『せい』であったことは
先にも後にも一度もありません。

それに対する
わたしたちの反応が
事象を彩っていくのです。

幼稚園に入る前の
物心つく前の子どもたち。

お腹が満腹の子どもたちの前に
美味しそうなご飯を出しても
『もう、お腹いっぱい』
といって、食べないか
食べても、摘む程度です。

お腹がもの凄く空いている子どもたちの前に
美味しそうなご飯を出したら
我れ先にと、競争して食べ始めます。
量が足りなければ、喧嘩になるかもしれません。

でも、全くお腹が空いていない子が1人
この中に混ざっていたら、その子は
食べ物にそこまで拘らないので
争いに巻き込まれることはありません。

飢えていて、欠乏感がある状態であればあるほど
争いは起こりやすいのです。

そして、それは
お金というシンボル的なものの奥に潜む
愛されたい、認められたいといったような
こころの叫びです。

根本的な問題が
元々、あったんだということを
理解すると、お金を得るということを
過度に嫌ったり、恐れることが無くなってきます。

力を持つことであったり
影響力を持つ事であったりというのも
同じことです。

自分が、そういう場面になったときに
本性が出る場面になったときの
自分に自信が無いから、恐れます。

本性が出る場面の自分にも
自信が持てたら
現象を恐れることは
無くなるのです。