《本日のフリーダムメッセージ》

平凡の悩み

時々、平凡な人生を歩んできたので
何も無いということに対しての悩みを
抱かれている方が
相談にいらっしゃいます。

そういった場合
わたしの生い立ちに興味があり
自分にはそれが無いと嘆かれるのです。

実際にそれを生きてきた
わたしは
いつの日か、他の誰かから
それが欲しいと嘆かれるとは
思ってもみませんでした。

以前、経営者の方で
その悩みを見事に宝に変えて
いる方がいらっしゃいました。

その方の最大の悩みは
可もなく不可もなく
通知表が『オール3』で
あったことであり

ふつうということが最大の劣等感で
究極に嫌だったそうです。

何が最悪か。
というのは、人それぞれに違います。
そのように感じた。というのは
その方にとっての真実でしたので
『個性』というものに対して
特別な思いを持っていました。

何よりも最も求めていて
一番欲しいものは
『個性』だったのです。

そうして、逆に個性を
世界に与える仕事をし始めました。
オリジナリティを見つけたり
オリジナリティを生み出すお手伝いが
生き甲斐であり喜びとなったのです。

これは、ライフワークの典型例です。

個々の最も苦しいと思う事や
悲しいと思う事は
異なりますが
共通して言えることは
最も際立つ苦しみや哀しみを
逆転して世界に現した時に
人生は好転するということです。

苦しみの材料や
哀しみの材料は
人と同じように
真似ることはできません。

その人の真実。
それ自体が、その人の個性です。

家族関係の回復の仕事は
最も得意とする領域の1つですが
色々な家族のスタイルがあって
色々な家族の苦しみがあります。

わたしの生い立ちのように
解りやすく、派手なものもありますが

母との関係性において
無傷だし、目立った様子もなく
決定的な証拠もなくて
それでいて、じわじわと真綿のように
否定のエネルギーや幸せの不許可のエネルギーで
ずっと締め付けられているような案件もあり
叫べない苦しみというのが
いかに絶望かを拝見したこともあります。

自分の経験や体験を
誰かと比較して
たいしたことないんじゃないか。
そうして、我慢して
痛みを押し込める必要はないし

他の誰かに
そんな程度かすり傷で
たいしたことないじゃないと
言われて、そうなんだと
思い込む必要もありません。

自分にとって大事なことなら
自分にとって重要なことなら

あなたが感じたことの方が
あなたにとっての真実なのです。